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コラム

<面接前のスピードIT業界研究>

業務系システムとは? 

 業務系システムは「その会社で働く社員さん」が使うためのシステムです。例えば、あなたがアパレルショップの店員さんだと想像してみてください。

  • どの服が何着売れたかを記録する。
  • 在庫が足りなくなったら倉庫に発注する。
  • 月末に自分の給料を計算してもらう。

 これらをすべて紙や手書きで行うのは大変です。PCやタブレットでポチポチ入力するだけで自動で処理してくれるのが「業務系システム」なのです。業務系システムとは「そのシステムが、誰のどんな困りごとを解決しているのか?」という視点を持つと捉えやすいかもしれません。

@具体的な業務系システムの例
 「業務系システム」と一口に言っても、役割によっていろいろな名前があります。

  • 販売管理システム    売上や注文を管理する   レジでの会計や注文書の作成
  • 在庫管理システム    商品の在庫数を把握する  「あと3着で品切れ」を通知する
  • 人事給与システム    社員の情報を管理する   住所変更の届け出
  • 給与計算会計システム  お金の出入りを記録する  決算書の作成や経費の精算

@より身近な業務系システム
 私たちがお客さんとしてお店に行ったときに、店員さんの向こう側で見えているものの多くが業務系システムです。

 *コンビニやスーパーの「POSレジ」の仕組み*
  表側の動き: 商品名と金額を表示して、会計する。
  裏側の動き:「おにぎりが1個売れた」という情報をサーバーに送る(販売管理)。
        店舗の在庫が一定数を下回ると自動で発注(在庫管理・発注管理)。
        「何時ごろ、どんな人が、何を買ったか」を分析して、次の日の仕入れに活用(マーケティング)。

    @この分野で働く魅力
     システムの例を見て「地味そう…」と感じるかもしれません。しかしエンジニアとしてのやりがいは非常に大きいのです。

    ・社会のインフラを支える実感
    銀行のシステムが止まればお金が下ろせなくなり、物流のシステムが止まれば荷物が届きません。世の中の「当たり前」を守る縁の下の力持ちのような仕事です。

    ・専門知識が身につく
    ITのスキルだけでなく、「会計」や「物流」といった、どの業界でも通用するビジネスの仕組みに詳しくなれます。

    ・手に職がつく
    業務系システムは一度作ると長く使われるため、安定した需要があり、長くキャリアを築きやすいのが特徴です。

    Java言語とは? 

     Javaは正確さと安定性、チームでの大規模開発に強い最もメジャーな言語で、世界中の企業の業務系システム(銀行、保険、物流、官公庁など)の多くがJava言語によって作られています。

    ・高い信頼性
     Java言語はシステムの「頭脳」部分に使用される信頼性の高い言語です。プログラムが動く前にミスを厳しくチェックする機能が非常に強力でエラーが起こりづらく、正確なデータ処理や複雑な計算を正しく安定的に行えるため、システムの主要な役割を担います。

    ・大規模開発向き
     業務系システムは何百人ものエンジニアが協力して作る必要のある大規模なものが多いです。Java言語は部品ごとに作って最後に組み立てるという作業が得意で「誰がどこを作ったか」が整理しやすいため大規模な開発でも混乱が起きにくい特徴があります。

    客先常駐とは?

     一言でいうと自分の会社ではなく、システム開発を依頼したお客様のオフィスにて働くことです。業務系システムの開発現場では非常に一般的なスタイルとなります。

    @なぜお客様の所へ行くのか?業務系システムならではの3つの理由

    ・厳しいセキュリティ
    銀行や役所のシステムは、「個人情報」を扱うためデータを外に持ち出せません。「データがある場所(お客様のオフィス)」に行って作業するのが一番安全なのです。

      ・巨大なシステム
      大規模なシステム開発では1社だけで作ることが難しいため、何社も集まって沢山のプロが1つのチームとなってシステムを作ります。その集合場所がお客様のオフィスになるわけです。

      ・ニーズに寄り添う
      業務系システムは、その会社独自の業務フローに合わせて開発します。「ここはどう処理しますか?」という疑問が出たとき、すぐ隣にお客様がいれば、その場で確認してスピード解決できます。

      まとめ

       IT就活ターミナルを経由して就職すると上記のような業務系システム開発を行う企業にプログラマーとして入社し、主にJava言語を使用しながら、客先常駐という働き方でお客様のお困りごとを解決するシステム開発に従事します。プログラマーとして入社した後は、経験を積むことで直接お客様から要望をヒアリングして設計書を書くシステムエンジニアへとステップアップできます。